mellow as hell

この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ

0525_summerに鳴る

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まばゆいキラキラがカレンダーに点在しがちな「夏」という季節がずっと苦手でした。この季節にべったりと張り付いた幸せのイメージがどうしても受け入れられなかった。暑さに茹だされても馬鹿には成りきれず、中途半端に浮かれたまま惰性で涼しくなるのを待つのがこの季節のルーティン。そもそも去年までの私には気候的変化以外で四季を感じる機会がなかったんですよね。拒絶と自閉にしか才能が無かったし、私の偽物の社交性はこれらをスムーズに行うための道具に過ぎなかったから。引きこもって何をしていたかと言うと、何もしていなかったんだと思います。楽に死ねる方法とか考えてた気はしますけど、んなもんねーよな。生まれた季節ってだけで嫌いなのに、風物詩を楽しめない自分に凄まじい劣等感を抱かせるデバフを携えている「夏」。

だけど、今年はちょっと違う気がしています。少しだけ、でも確実に、未来にドキドキちゃっています。私は今、色々な人生に触れることで、自分には何が向いていてかつ楽しめるのかを模索しています。自分の直感を信じ、活発的に行動中(当社比)です。探しているものの答えは結局「死」なのかも知れませんが、今はそう思いたくないんです。希死念慮にモザイクをかけたものをデコレーションして再度解析したら、別の可能性に化けてくれるかもしれないじゃないですか。私が人生で1番ヤバい女ってことを証明できてる未来だったらいいね。この夏、とーってもいい気がしているの。私の自発的な行動由来か、他人様のご厚意由来なのかは分からないけれど、多分なんかが動く。何かはまだ分かんないけど、結構な変化が起こる気がするの、なんとなく。

生まれて初めて夏を待っている。私が会いたくなくなっちゃう前に、今すぐに会いにきて早く!運命!宿命!天命!革命!

 

褒め上手という存在は、(残念ながら)性格の悪い人にしかなり得ないと思うんです。短所と長所は二律背反だから、「良いところに気付気やすい=悪いところにも気付きやすい」ということになる。以前は他人の悪いところばかりを見つけては、勝手に幻滅するという悪行を繰り返していました。図々しくも、それが優しさだとすら勘違いして…。羊文学のStepという楽曲に出会って、「優しさ」について考えるようになりました。お世辞も馴れ合いも介在しない純真さでもって、他者の短所を長所として昇華させられるような言葉を添えること。これが私の見つけた「優しさ」です。完璧な人など居なくて、私もあなたも不恰好だ。それがかわいくて愛しいと思えるようになるまで25年かかりました。少しくらいは優しくなれたのかなあ。最近よく「褒めるのが上手いね!」って言っていただく機会があったので、私の言い分を記してみました。ただこれだけは信じて欲しいんだけど、全部本心ですからね。わざわざ嘘を吐いてまで好かれたい人なんかこの世界に居ないもん。素敵な人には素敵だと伝えなきゃ、私は感情を言葉に乗せことが出来る人間だから(上手いかどうかは置いといて〜!)。無駄に鋭すぎる感受性とそれを美談として消費しきれずに言い訳の欠片として集めてきた言葉たちに明るい意味を与えられるなら、私にとっても幸いです。全ての行動はあくまで自分のために。私は根っから優しい人という訳ではないから、他者の反応は常に副産物でしかないのだけれどね。へんてこな愛ですなぁ〜。

 

わざと分かりにくくして壁にぶつけた感情を拾って貰えて嬉しかった。こんなアカウントにわざわざ飛んできて、URLを踏んでくださってありがとう。優しいあなた達だからこそ、私は惹かれたのだろうね。絶対的に信頼してるので、好きに生きていて下さいね。何者で何をしていても…、言わなくても分かるでしょ?