mellow as hell

この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ

ロックンロールは男の甘え、現代アートは女の甘え

昨年末くらいからライブハウスに戻りました。最近は遠征がマイブームで、各地の観光まで楽しみ尽くしています。貯金って死んだらただの数字でしかなくなるから、そんなのは絶対気に食わない。当者比傲慢を選び取り、流動的生活を送っています。つくづく音楽に連れ出していただく人生で、結局嫌いにはなれなかったなあ。もう必要以上に話しかけたりとかはしないので、その点はご安心ください。札束背負ったただの鴨。知り合いじゃなければ私が何してたって痛くも痒くもないでしょ?やっほー!よごれだよーん!あの人たち本当に優しいから、私なんかが一ミリも汚したくない。アパレル始めたきっかけもそうだけど、謝りすぎって注意してくれた人とか初めてだったから。大事にしたい、本当にとても。ライブに行く。遠征ブームが去ったらグッズも買う。超楽しんでお金を落とす。お金じゃないとか言うな、お金って愛の数値化だ!

 

それこそ先日も以前コピバンした子と一緒にHue’sを観に行きました。愛がなんとか〜(記憶力終わり)って曲恐らく初めて聞いたんですけど、歌詞が優しくてこっそり泣いちゃいました。死ねなくて良かったかも、なんてね。遠回りに優しい歌、素敵ですね。あと、melt valley。友にどうしてもこの曲を目撃して欲しくて、名古屋まで来たみたいなところある。やってくれてマジで良かった!信じてた!友は感想初手「サイケやなあ」って言ってて、すぐ正解に辿り着きやがるその音楽知識に嫉妬しました。私はまだ「アラビアメタル感のが強いやろ!」って思ってますけどね。(重い音楽の入りがアイドルとホルモンだから仕方ない。syrup以外の男声バンドをちゃんと聞き出したのは大学入ってからですから…。まだまだ普通に勉強中。洋楽はリスニングを思い出すのでちょっと鬱、偏差値教育の弊害!)自信なくなってきた、別にどんな感想を持ったっていい、持たなくたっていい。ついでにギター周辺の謎機材を全部説明してもらいました。これはほんまに感謝、すっきりした〜!友からの「めちゃくちゃカッコいい」をいただき、非常にご満悦な私なのでした。

CRYAMYの新譜の話もちょっとして。音が生々しくて良すぎる話とスティーブ・アルビニの歴史を教えてもらった後、歌詞の話になったんですけど、「そろそろ俺が人一倍気難しいのに気づいて欲しい」って歌詞に一番共感してるっていう話をしたら、友に「気難しいというか、純粋すぎるだけだと思うよ」と言われました。え、そうなん!?私がピュアなのか、カワノさんもピュアなのか、どちらを指しているのかによって、色々認識が変わってきます。どういうことなんだってばよ!?!?詳しくは教えてもらえなかった…。めっちゃモヤモヤしてる。

ライブの後、友とその嫁と別の友とその彼女でご飯に行ったら、私以外みんなパーマで疎外感ヤバかったです。カメラマンの友、ぱっつん姫カットくるくるロングの大瀧詠一みたいになってた、前会った時はマヒトさんのが近かったのに…。神学部フレンド(サークルとゼミが同じ)、フリーターとニートしか居ません。お互い分かり合える訳がないくらい尖っているからか、単純な共感で会話をしたことが無いということに気付きました。「好き」でしか会話をしない、ある意味シビアでめちゃくちゃな関係ですが、私にはそれくらいがちょうど良いみたいです。

 

この世が駅の中だとしたら、我々は幽霊列車に詰め込まれた亡霊であり、きさらぎ駅越えて虚無蹴り上げて、黄泉(名古屋)までやって来た!という一日でしたね。龍さんの短めパーマヘア、今のバンドの雰囲気と暖色系の照明にマッチしててかなり良かったし、旭さんは美人極まってた。というか、Hue’sの人間みんな美人。綺麗な人たち。のに、演奏はしっかり力強いの、色気の塊。年齢を重ねることが悪くないって思わせてくれる人たち、太陽。

実は私ストリップも好きで、月一くらいの頻度で劇場に通ってるんですけど、踊り子さんの演目見てる時の感覚と似てるんですよね。男性性(力強さ)と女性性(繊細さ)を自力で行ったり来たりしてる様が、人間による神(神秘の頂点的な意味)への楽しい冒涜みたいで、ひときわ美しいです。

私にとってストリップとは、エロという概念の中で圧倒的主流とされているAV等の男性主体の女性偶像崇拝に対抗した、女性による女性がつくる男性を悦ばせて”あげる”ためのエンタメマシマシな明るいエロです。実生活でいざ行為するとなったら服って秒で脱がされるし、なんなら行為に到るまでの障害とすら思ってる人もいるんじゃないですかね?男の性欲の前では女の装飾無意味問題。その、男性からしたら(私は男じゃないから本当のところは分かんないけど)蛇足で不毛でショートカットしたいだろう”障害”を約20分に引き延ばして、音楽と衣服と踊りで物語を展開していくのがストリップです。世間的に無駄とされている時間に自分という付加価値をのっけて商売を成り立たせている踊り子さんたち、素晴らしく気高い悪女です。男を弄び尽くす女(中途半端な女は苦手)、大大大好き。好きな女の生乳にチップ差し込んでる時が一番生きてるって感じするわ。なんせ視覚的に景気が良い、文字通り札束が飛び交うから。

ちなみに音楽は、みんなが絶対好きなやつのオンパレードです。言及したいんですけど、権利問題の側面から、音楽の話はタブーなんです…。ので、私の好きな一曲と、踊り子さんたちが使ってた楽曲を混ぜたプレイリストを作ってみました。

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🦢 - playlist by mek | Spotify

実際の演目もこんな感じで、楽曲の歌詞がストーリーテラーの役割を担います。踊り子さんたちの音楽への貪欲さ、学ぶところしかないです。興味を持った方は是非劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?抱いた覚えもないのに、各楽曲に裸体の女がこびり付いて離れなくなる体験はいかが?ギターソロ×裸体の放つ至高の哀愁を喰らえ…。

一番大人のテーマパークなのは岐阜のまさご座。大阪なら晃生、京都ならDX東寺(「あの女はアートだって言やぁ、裸にだってなる女さ!」の気持ちになれるかも)がおすすめ。ストリップ劇場、あくまでグレーゾーンのピンク色ですから、ルール厳守のうえ自己責任でお気をつけて。いわばガンジャみたいなもんです。

 

やっと言えた〜!今の私を語るには大切なもう一つの趣味、ストリップ。未成年の頃からいわゆる危ない目にはちょっとずつ遭ってきたので、そこら辺は無問題です。知らないおじさんに多目的トイレに連れ込まれたり…(ギリギリ未遂!剣道してて良かった)とかもあります、それなり汚れですから♡バンドマンもどきの元彼に振り回されたこと(お陰様で早めに脱バカ女kittyを図れました)も、サークラだったこともあるし、自分が男を取った(勝手に好きになられただけ)せいで、その男の(元)彼女がバンドマンになったりもしてます。いつの間にか嫌な形で曲の中の女になり、「私はバンド・音楽で生きる」とMCで公然宣戦布告されたり。その呪いの影響で、なんとなくじゃバンドを組めなくなったり…これは身から出た錆やね、自業自得。でも、不貞行為は絶対にしていないし、間違ったことをしたとは一切思ってません。自分の中でちゃんと噛み締めて向き合ってきたつもりだし。言葉が世界なら、品性や教養はただのおもてなし。等しく愛だよ、普通に。心の空っぽを満たす底なし沼の優しさ、私は欲しかった。無いなら成るしかないじゃん。星を見るな星になれ、歌うたうより歌になれ、夢見るよりも夢になれ、傷つくよりも傷になれ、愛するよりも愛になれ。恋愛(何かとすぐに恋愛に繋げてくる奴多すぎてマジでキショい)とかじゃなくて、人間愛として。ここには性欲も正論も無い。誰に嫌われてもいいから、手加減せずに生きてゆきます。私は多分結構加害者。自覚しながら傲慢に生きますわ、オホホホホ。真面目に不真面目、まともじゃないよー。まともじゃないの隠すのやめたら、生きやすくなっちゃった。優しさの底なし沼をどうぞ♡見返りは求めないから、どうかあなたも求めないで。それぞれの楽しい方へ!17さいのつぎに27さいになってそのあと3さいになるの、は真理。

 

今になってもここを見てる人には言っても良いような気がした。お前が誰か知らんが、君も一緒に予定調和をぶっ壊さないか?