mellow as hell

この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ

0815_分からない

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「そのままでいいよ」とは到底言えないけれど(責任取れない…)、生きてさえいればまた必ず会えるから。というか、私が会いに行くし。才能溢れる私の大切な人たちが、この異常な世の中で、ギリギリ正常を保って居られますように。音楽は魔法というよりリアリスティック・マジック。マジシャンたちに祝福を。これは綺麗事ではない。逆に言えば、それ以上は何も出来ないということだから。生活は出来そう?私はちょっとずっと無理そう!

 

女の子がジャンクフード(特にカップ麺)を貪っている写真からしか得られないドキドキって確実に存在しますよね。コンビニエンスな生活と女の子が絶妙なバランスで溶け込む時間。高校の時、初夏みたいな女の子から風呂場でカップ焼きそばを食ってる自撮りが送られて来て以来、ずっと忘れらんないシチュエーション。私たちの共通点は、性別と髪型と大森さんが好きってことくらいだったね。彼女は大胆不敵で気高い蝶だったから。青春時代に彼氏と触れ合いたいと思うことの何が悪いの?って教師にキレてる姿を見て友達になった女の子。圧倒的かつ爽快に周りを出し抜くキュートでドロッとした夏の入り口。私は相変わらずバカだったから、泣きながら勉強ばっかしてた。

 

山も良いけど、海も良いよね。この夏どうしても海を眺めに行きたかったのだけれど、どうもなかなか上手くいかない。誘いたい友達が思い付かないし、一人で行くには暑過ぎて(怠惰)リスケを繰り返してしまっている始末。このままでは一生行けそうにないから、髪の毛を青にしました。寒色系はメンテナンスが本当に大変で、気を抜くとすぐにドブ川みたいな色になります。視界がブルーで、海の底に沈んでるみたいで絶景なんです。さようなら、何かを必死に辿っていた私。光と波に揺られて、ゆらゆらイキってたい。

 

一目惚れなんて初恋の人に似ていただけだし、それが連鎖して今が在るのだから、要するに呪いで祈りなのだと思います。初恋の衝撃を撃ち砕く魂こそがお前のファムファタール。地獄の旅を終わらせて、超楽しい地獄を建国して下さい!呪い=祈りの方程式を爆破する福音を待ち望む者たちへ。

 

私だから優しいんじゃなくて、恐らく誰にだって優しく生きている(素晴らしい)人間のほどこしを被って生き続けることは、相手に対しても自分に対しても誠意的だと言えるのだろうか?私には分からないことばかりで、毎日本当に寂しい。多分これは内科で見てもらえない何かしらの病気なんだけど、私は、他人が自分に抱いている感情だけが読み取れないんです。周りの変化とか、第三者の感情の機微にはかなり敏感(しかも割と当たる)なんですけど、自分に向けられたそれらには重苦しいモザイクがかかってしまいます。きっと臆病すぎるが故です、ダサい。そんなにかわいくもない私に何の価値を見出してくれているのか、毎回不安になるんです。分からないものが怖い。そんな不穏を隠す為にSNSの海に投げた自撮りには、何の意味もありません。ただなんかちょっとみんなから嫌われたくなってしまっただけ。軽々しく顔を晒すようになるなんて、つまらない人間に堕ちたねって、勝手に失望されて嘲笑われることで安心したくなっただけ。

 

壊したいけど護りたい、自分のこと。誰かのお荷物にしか成れていないような気がしてすこぶる虚しいし。強がるにしても、もっと器用にそうしたい。本音を言えば、誰かに寄り掛かりたい日々しか無い。だけどそんなことは誰にも言えない。こんなにボロボロでもギリギリ生きているのは、お前らに会いたいからだよ。「絶対」って顔して君らを笑わせたいんよ。これは愛とは別の話。

 

いつの間にかみんな音楽の話を辞めて色恋の話しかしなくなっちゃって、ライフステージ神話に置いて行かれた私は、虚無を吐くしか出来なくなってしまった。ずっとぐるぐるしてる、恋ってなんだよって。そんなこんなで孤独の見せ合いっこ(超一方的)がしたくなったの。私はまだここに居たい、痛い。ラッキーアイテム【貰った本】が私なりの正常の存在を照らしてくれているから。それを太陽にして無理矢理生きてる。